仮想通貨は、インターネット上で多くの人が商品やサービスの支払いに使えるデジタル通貨です。ビットコインをはじめとする多くの種類があり、取引量は世界中で増加し続けています。そんな中、1000倍仮想通貨の銘柄リストの一つとも言われているPYUSD(PayPal USD)の買い方やその特徴、そして将来性について紹介していきたいと思います。
PYUSD(PayPal USD)とは
PYUSD(PayPal USD)は、アメリカの大手決済サービス会社PayPalが発行するステーブルコインです。2023年8月にローンチ(新しいサービスの発表/発売)され、米ドルに1:1で固定された価格を持ち、主に仮想通貨のイーサリアムとソラナのブロックチェーン上で発行されています。PayPalのプラットフォーム内で利用でき、他の仮想通貨との交換や送金に対応しています。
発行は、2012年にビットコイン取引所のitBitとして創立され、これまでにUSDPやPAXGといった他のステーブルコインも発行してきた実績がある信頼性の高いテクノロジー会社Paxos Trust Companyが担当しており、金融業界から注目を集めています。
ステーブルコインとは
ステーブルコインとは、価格の安定性を保つように設計された暗号資産(仮想通貨)です。一般的に、米ドルなどの法定通貨や金などの資産に価値が連動しているため、価格が一定に保たれやすく、ボラティリティ(価格変動の度合い)が少ないのが特徴です。この安定性から、取引や短中期的な購買力の維持に適しています。ステーブルコインには、法定通貨や仮想通貨を担保にしたもの、金などの商品に連動するもの、そしてアルゴリズムで流通量を調整するものなど、さまざまなタイプがあります。
PYUSD(PayPal USD)の特徴
世界的な金融会社としては初めての取り組みであり、PYUSD(PayPal USD)は、手数料無料で取引や送金ができ、専用アプリを使えばスムーズに利用できます。また、手数料はかかりますが、スワップ機能(仮想通貨の交換は、自分が持っている仮想通貨を他の仮想通貨に交換することを指します。一方、仮想メモリでは、物理メモリのデータを「スワップファイル」というハードディスク上の領域に移して、メモリの空き領域を確保する)も利用可能です。
PYUSD(PayPal USD)の買い方
PYUSD(PayPal USD)の購入方法は、いくつかのステップで簡単に行えます。まず、BITPOINTやBitgetに登録し、本人確認を完了します。その後、BITPOINTで仮想通貨を購入し、それをMetaMaskやGate.ioなどのウォレットに送金します。最後に、Gate.ioなどの取引所でPYUSDを購入できます。銀行振込やクレジットカードなども利用でき、セキュリティも確保されています。これが一般的なPYUSD(PayPal USD)の購入方法です。
PYUSD(PayPal USD)のデメリット
PYUSD(PayPal USD)は、基本的には日本での利用制限や偽トークンによる詐欺リスク、セキュリティ面での不安、そして規制に関する懸念といった4つのデメリットがあります。購入の際は上記を確認したうえで購入を検討する必要があります。
PYUSD(PayPal USD)の将来性
PYUSD(PayPal USD)はPayPalが発行するステーブルコインで、ローンチ当初は注目を集めましたが、利用者の拡大には時間がかかっています。現在、ステーブルコイン市場はUSDCとUSDTが主にシェアを占めており、PYUSD(PayPal USD)がシェアを拡大するにはまだ時間が必要です。時価総額も安定しており、流通量や認知度の向上が求められています。
また、ニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)によって規制されており、米ドルに連動する「米ドル連動型ステーブルコイン」で、高い流動性と安全性を持ち、現金や短期米国債で裏付けられています。
Web3.0アプリとの互換性
ERC-20トークンとして発行され、他の取引所やウォレット、Web3.0アプリとも互換性があります。PayPalは仮想通貨の普及を促進するため、消費者や事業者の理解を深める取り組みを行い、規制当局と協力しながら進化するデジタル資産の環境に対応しています。PayPalプラットフォーム内で使用でき、Web3.0やデジタル決済環境での支払い手段として役立っていて、仮想通貨が主要な金融サービスとなる可能性を高めています。
まとめ
上記で見てきたように、PYUSD(PayPal USD)は、米国のPayPalプラットフォームで使用できる、米ドルに連動した仮想通貨です。今後は、PYUSD(PayPal USD)の導入を受けてステーブルコインに関する規制法案が進展していき、この法案が成立すれば、PYUSDにとって有利な状況になる可能性が高いかもしれません。これからのPYUSD(PayPal USD)の動向に要注目ですね。